
こんにちは。フィジカルトレーナーの伊藤です。
今回は、「ダイビング」について、少し細かい部分でお話をしたいと思います。

トレーニングのときにコーチからダイビングのポイントをいくつか教えてもらっていますよね。
その一つに、目的地へ飛ぶための一歩出す足の向きは、少しハの字にして、小指側に体重をのせましょうと教えてもらったと思います。

ここで、少し考えてみましょう…
進行方向ではなく、なぜハの字なにか、また小指側に体重を乗せて遠くに飛ぶことができるでしょうか??
もし、疑問を感じた選手がいたとしたら、めちゃくちゃ優秀だと思います笑。

・なぜまっすぐではなく、ハの字なのか?
それは、進行方向につま先を向けてしまうとお腹が下を向きやすくなってしまうので、ダイビングをしながらボールに対して正対することになります。
空中で体を90°回転させることになってしまうので、体が後ろに流れて、ミスをしやすくなってしまいます。
もうひとつは、進行方向にまっすぐにすると膝から力が抜けやすくなるため、力を溜めて飛ぶのは意外と難しいのです。

・小指側に体重を乗せて飛ぶことってできるのか?
これは、どこまで小指側に乗せるかが、重要になります。
写真①のように、親指が離れない程度で乗せるのがベストですね
写真②のように親指が離れるところまで寄ってしまうと力が伝わらなくなります。
親指が離れてしまうと足首の力は横に逃げてしまい、体を十分に持ち上げることができなくなります。
少しでも飛びたい方向へ重心を移動させながら、でも親指が浮かないところまでに抑えて飛ぶのがベストだと思います。

ただし、これは足首の機能がどれくらいあるかで、できる範囲は変わってきます。
足首が弱い選手は少し小指に寄っただけで親指が浮いてきてしまいます。

少しでも安定して、高く、遠く、素早くダイビングできるようになりたいなら、足首を強くすることも大切なポイントのひとつです。
そのために簡単なトレーニングをひとつ紹介します。
パワーポジションの姿勢で片足立ちをして、踵を上げるトレーニングをやってみてください。
✕の写真のように足首が曲がる選手は、〇の写真のように片足でもまっすぐキープできるようにがんばってみましょう。

簡単なトレーニングですが、きっちり行うのは意外と難しいと思います。
良いパフォーマンスをするためには、質の高いトレーニングと良い体の使い方を実践していきましょう。