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1月25日開催 名古屋校U-15•18コース トレーニングレポート


こんにちは! はじめまして。

名古屋校U-15・U-18コース担当のりゅうせいコーチです。

私は中学時代に名古屋SSに所属しており、寺野コーチの元基礎から応用までビシバシ鍛えて頂きました(笑)
高校では名古屋オーシャンズU-18に所属し、その後、愛知FC U-18へ移籍しました。高校時代には愛知県国体にも選出された経験があり、最近まで現役選手としてプレーしていました。その中で培った経験を活かしながら、選手の成長を全力でサポートしていきたいと考えています。私の得意なプレーは「キックの精度」「シュートストップ」です。これらはゴールキーパーにとって欠かせないスキルであり、私自身が積み上げてきた知識や技術を、選手たちに分かりやすく伝えられればと思います。また、選手とのコミュニケーションを大切にし、一人ひとりの課題や目標に寄り添いながら、成長できる環境を作っていきたいです。

どうぞよろしくお願いします!


テーマ:ポケットエリアからのクロス対応

1月25日に開催された名古屋校U-15・U-18コースのトレーニングでは、「ポケットエリアからのクロス対応」をテーマに取り組みました。まずは、ポケットエリアとは何かを簡単に説明します。
サッカーにおけるポケットエリアとは、ペナルティエリアの角付近、いわゆるサイドの深い位置を指します。このエリアからのクロスは、DFとGKの間に鋭いボールが入りやすく、守備側にとって非常に危険な状況を生み出します。そのため、守備側は素早いポジショニングと、GKとDFの連携を意識して対応する必要があります。


① クロス対応の鍵 – サイドステップとクロスステップの使い分け
クロス対応では、適切なステップワークが非常に重要になります。特に、相手の動きやボールの軌道を瞬時に判断し、最適なステップを使い分けることが守備の成功を左右します。   


1. ニアで相手が触れそうな場合クロスが入った際、ニアサイドで相手が合わせようとしている場面では、素早く寄せてスタンディングブロックを行うことが重要です。これにより、相手のシュートコースやボールの通過角度を狭め、失点リスクを下げることができます。ただし、ブロックに入る際は単に立ちふさがるのではなく、体の向き足の出し方にも注意しながら、ゴールへのシュートコースを消すことを意識しましょう。 


2. クロスがファーまで流れた場合クロスがニアを越えてファーサイドに流れた場合は、素早くポジションを修正し、次のプレーに備える必要があります。この時は「クロスステップ」を使い、できるだけ速く移動して正しいポジションで止まることが大切です。スピードを優先しすぎると体勢が崩れ、次の対応が遅れてしまうため、最後の一歩でしっかりバランスを取るよう意識しましょう。




これら2つの動きの使い分けを意識し、試合でスムーズに対応できるようトレーニングを行いました。

② ゴール前での仲間との連携
続いて、ゲーム形式の練習を通じて、ゾーンに侵入された際のディフェンスとの連携を重点的に確認しました。GKとDFラインの連携は、クロス対応を成功させるうえで非常に重要です。特に、GKは「クリア!」「行くな!」「行け!」など、はっきりとしたコーチングで守備陣を統率し、混乱を防がなければなりません。
ゾーンとマークのバランスどのスペースを誰が守るかを明確にし、守備の役割を整理することが大切です。ポケットエリアからのクロス対応では、個々の守備スキルだけでなく、チーム全体の連携とスペース管理が鍵となります。




今回のトレーニングのポイント
1.     ニアサイドでは素早く寄せてブロックし、ファーサイドに流れた場合はクロスステップで迅速にポジションを修正しシュートに対応すること
2.     ゴール前のスペース管理を徹底し、相手の飛び込みやフリーの選手を防ぐこと
3.     GKとDFが密に連携し、明確なコーチングと素早い判断でクロスに対応すること
これらを徹底することで、試合中の失点を減らし、より安定した守備が可能になります。

今後も実戦を想定したトレーニングを重ねながら、試合での対応力をさらに向上させていきましょう!